６月24日（日）後楽園ホールにて行われた

ＣＨＡＬＬＥＮＧＥ　ｔｏ　ＭＵＡＹＴＨＡＩ　７

　今回の遠征は、総勢１０名で臨んだ。途中、東名高速道路が事故で通行止めになったが、いつもより早く出発していたため、予定通りに東京に着いた。後藤一喜は小国ジムへプロテストの学科試験を受けるため（前回、前代未聞の学科のみ不合格・・・）、両国で車を降りた。私ＫＯはサウナで頭を剃り、テカリに磨きをかける。午後４時後楽園へ入場。昼間にも興行があったためすごい混雑ぶりだった。

　本興行では、ダブルメインの１でランバー欠場、２の佐々木功輔ｖｓ唐沢たくみ戦が中止となったが、他の出場選手が奮起して全試合熱い戦いを見せてくれた。

第３試合　フライ級３Ｒ　浅野泰輝（小国）ｖｓ高橋拓也（拳之会）

　まだ控え室の準備ができていなかったため、通路の片隅で試合の準備をする。いろんな思いを込めて拓也の手にバンテージを巻く会長と藤原国崇・・・。その周りでバカ話をしながら爆笑する拳之会遠征隊・・・。

　バルコニーに、燃えろＪＥＴ ＢＯＹ　高橋拓也の垂れ幕が・・・ファンの皆さんありがとう（感涙）。セコンドについた藤原国崇、面白くない模様・・・。そんでもってリングイン、拓也の頭には前日１００円ショップで私が購入した必勝ハチマキ。

　浅野選手と相まみえる。デビュー戦で引き分け、今回早くも再戦となった相手である。

「高橋ー思い切っていけー！」瀧澤学園の戦う熱血教師・佐々秀幸氏が客席から声援を送る。ありがとうございます。

そして試合開始のゴング。

序盤からパンチを中心に積極的に攻める拓也。手数で相手を上回る。開始30秒ほどで拓也の右アッパーカットがクリーンヒットし、流れをつかむ。クリンチから首相撲へと移行する浅野選手にヒザで応戦。首の対応も充分で、ロープを背負わされることも少なくなった。左右のフック、アッパー、カウンターの右などを決め、第１Ｒを優勢にすすめた。

　第２Ｒ、拓也の打撃→浅野選手の首とデビュー戦の再現のようなパターンだが、浅野選手の首ぜめをふりほどき、パンチで反撃。首を取られてもロープを背負うことなく、ヒザを相手にたたき込む拓也。このラウンドは５分〜やや拓也優勢か？

　第３Ｒ、気合い・スタミナ十分の拓也は、首相撲で勝負をかける浅野選手に前蹴りで距離をとり、パンチ攻勢をかける。

上段から中段、中段突きから上段への３連攻撃、など変則のコンビネーションを何度もヒットさせる。このラウンドも５分〜やや拓也優勢とみられた。

　判定は、２９−３０、２９−３０、２７−３０で三者とも拓也を支持し、拓也の勝利。強敵相手によくやった。初回から積極的に行ったのがよかった。途中で守りに入ったら、ひっくり返されていただろう。

その他の試合

　にしだ☆マン選手は初回にダウンを奪われ、手数が減って挽回できずに判定負け。今後頑張ってください。

　クニに黒星をつけた宋選手は安田選手を相手に華麗な蹴り技を披露し、判定勝利。宋君と同門の中村選手は組ヒザの連続攻撃で若林選手をノックアウト。ヤングファイトの後でキャリー選手に抱いてもらったのか？

　接戦だが最後は力の差が出た宮本選手は目黒選手に判定勝ち。

　５回戦、さすがの童子丸選手あっという間に３ダウンを奪ってＴＫＯ勝利。バンタム級に階級をあげるという噂を聞くが、バンタム戦線に嵐を巻き起こすだろう。

　石毛選手は残念だった。初回こそ小次郎選手のパワーに押されていたように見えたが、その後地力の差が現れ、試合を優位に進めていただけに４Ｒのカットが悔やまれる。小次郎選手、帰り際に通路で「３Ｒ途中から意識がなかった、技術で勝ってなかった」とジム関係者に話していたのを聞いた。外見とは違って意外と謙虚な若者だったなー。

　これまで公式戦負けなしの佐藤選手が川津選手に挑んだが、川津選手の方が一枚上手だった。股間は大丈夫だろうか・・・。

弘中選手と山本選手、ランカー戦らしい互いに一歩も引かない戦いぶり。観客席は熱狂の渦で結果はドロー。そしてメインは規格外バンタム級チャンピオン桜井選手がカチャスック選手を４Ｒ、ＫＯにしとめた。そろそろフェザー級に上がるという噂があるがどうなんだろう・・・。

　こうして終わった　ＣＨＡＬＬＥＮＧＥ　ｔｏ　ＭＵＡＹＴＨＡＩ　７、次回興行のＣＨＡＬＬＥＮＧＥ　ｔｏ　ＭＵＡＹＴＨＡＩ　８　（７月８日・後楽園ホール）　には、拳之会から藤原国崇が参戦、初のタイ人戦を行う。そして高橋拓也の出場も急遽決まった。拓也は４ヶ月連続の試合だが、本人、今年は全ての興行に出場して試合をするぞとやる気満々である。高校の卒業はできるのか？