７月８日・後楽園ホール

ＣＨＡＬＬＥＮＧＥ　ｔｏ　ＭＵＡＹＴＨＡＩ　８

第１試合　ＮＪＫＦ×ＭＡ フライ級交流戦　３Ｒ　

高橋拓也(拳之会)ｖｓ山下大輔(山木)

	対戦相手の山下選手については、１戦１敗という戦績しか解らず、どんな選手かは、全くのノーデータ。　第１Ｒ、山下選手はローキックとワンツーやフックなどで先攻、拓也は後手に回ってしまう。山下選手のパンチのガードが堅く、拓也は攻めあぐねる。　第２Ｒ、ＫＯねらいでパンチが大振りになる拓也に対し、落ち着いて捌き、コツコツと当ててくる山下選手。　第３Ｒも前ラウンドと同様の展開、ポイントでリードしている山下選手は捌きながらも攻撃してくる。あせる拓也、ますます攻撃はワンパターンと化し、粗くなる。　後がない拓也はバックブローに全てをかけ、これを３連発。３発目が残り３０秒ほどでヒット、ダウンには至らなかったが、かなり効いている。たたみかかけたいところだったが、無念のゴングを聞く。
この日、唯一？のクリーンヒット バックブロー炸裂	ぐらつく相手。かなり効いてたのだが・・・
最後のバックブロー以外は全くいいところなく終わってしまった・・・・。判定は29-30、27-30、28-30。０−３で拓也敗退。初の黒星に、悔し涙を流しながら、震える声で「すみませんでした・・・・」・・・。今回は動きが悪かった。中２週間で連戦・・・。連勝で勢いにのっていけると思ったが、裏目にでたか。　とにかく拓也、一から出直しだ。

第６試合　１１８ポンド契約　タイ×日本　国際戦　５Ｒ

藤原国崇初の５回戦	↑藤原国崇（左）ｖｓチャイデーン（右） 上の画像をクリックすると、 動画（ＭＰＥＧ４０６Ｋ）が見られます
クニにとっても我々にとっても未知との遭遇・・・初の国際戦。 　チャイデ−ン選手はリングネームからみて、３月に名古屋で山本恭太選手をノックアウトで敗ったパーンサック選手のジムメイトなのだろう。あの時は私がパーンサックのセコンドについたのだった・・・。でもチャイデ−ン選手はあのパーンサックよりも戦歴も勝ち星も多い。　かなんなー、チャイデーンかなり強そうだ。果たして、クニの運命やいかに・・・。
↑上の画像をクリックすると、 動画（ＭＰＥＧ２３６Ｋ）が見られます	第１Ｒ、静かなすべり出しかと思いきや、ローキックとパンチ、ハイキックなどを繰り出して当てていくクニ。中間距離を保って、パンチとキックの攻防がつづく。チャイデーン選手、上段のガードは堅いのだがボディはがら空き、ボディーにパンチなんかもらったことがないのか知らんがクニ得意のボディーブローがよく当たる。 　第２ラウンドもクニのパンチが当たる当たる。しかし、途中からチャイデーン選手が突如マジモードにチェンジ！この時クニ　「やべー、本気になった。アイター！！」と思ったらしい。攻撃にヒジ・首相撲をおりまぜて来だしたチャイデーン、パンチの距離を保ちたいクニは下がって間合いを切る。
第３Ｒ、ヒジを中心に首相撲、打撃、とバランスよく攻めるチャイデーン選手に、クニはヒジで対抗、このラウンドにチャイデーン選手の目の上と額をカットするが、傷が浅くてドクターチェックなし。
↑上の画像をクリックすると、 動画（ＭＰＥＧ２４８Ｋ）が見られます	第４Ｒ、相変わらずヒジと首相撲でガンガン攻めてくるチャイデーン選手。このラウンドは防御に徹し、時折攻撃を織りまぜながら間合いを切ることに専念するクニ。しかし、首相撲からのヒザ蹴りに対して、体をひねって当てどころをはずすところでバランスを崩してしまい、そこをうまく押さえ込まれてこけたのをダウンとみなされた。　そして最終ラウンド、セコンド陣からの「根性見せろ」の声に、跳びヒザ、ヒジ打ち、相手のミドルキックに対してこん身のボディーブローをくりだすクニ。　そして試合終了のゴングを聞いた。
	勝負は判定に持ちこされた。判定は49-47、49-47、50-47 で、３−０をもってチャイデーン選手の勝利。クニには悪いが、この試合、正直いって５ラウンドもたないと私は思っていた。ＫＯで負ける可能性も大きいと思っていたのだ。　だからというわけではないが、よくやったと思った。安堵した。

　今回、初のタイ人戦ということで警戒しすぎ、下がりすぎたために攻撃が単発になりすぎた。所々でコンビビネーションを出すのだが、間合いを切ることに努めたために、攻撃のつながりが切れてしまった。しかし、負けてしまったとはいえ、タイ人の感触というものをしっかりと体に刻み込んだだろう。

　今回、出場選手が二人とも敗れたとはいえ、得るモノはあった。

　「打倒ムエタイ」・・・・メラメラと炎を燃やしはじめた、会長とクニ。そしてそれに続くぞ高橋拓也。

←おまけ・第１Ｒ終了後管理人「ＫＯ」 リングから滑ってズッコケル（客席笑いの渦）。