梅雨も明け、記録的猛暑が続く中、７月23日（日曜日）、善通寺インタチェンジの目と鼻の先に位置する善通寺市民体育館のメインアリーナで、第６回西日本グローブ空手選手権大会が開催された。
（まだ新しいきれいな会場に美しい垂れ幕。金かかってるなー。）
それでは、大会ドキュメントの始まり・・・。
朝８時、今回、拳之会からただ一人選手として出場する高橋拓也を含め、会長、セコンドを合わせ６人が拳之会道場に集合した。そして、東京や大阪などの遠征に大活躍のスーパーカー（エスティマ）に乗り込んだ。車中、やや緊張気味の高橋拓也。しかしいつもこんな感じなので誰も気にはしなかった。
拳之会の名ドライバー丸尾氏の軽快なドライブによって30分あまりで会場に到着した。選手のための飲み物などを買うためにコンビニを求め周辺を散策、しかし、あるのは香川名物うどん屋ばかり。やっとの思いでコンビニを発見。飲み物をｇｅｔした後、まだ時間があるので小腹のすいた一同は、体育館の目の前にあるセルフうどんで軽く腹ごしらえをした。しかし、６人で会計が2000円で収まった。これはおどろきだった。まーつまらない余談はここまでにして、本題に入ろう。
軽量級19名、中量級20名、重量級４名の中四国・関西地域の猛者が優勝という名の栄光を手にしようと日頃鍛錬してきた技を競い合った。
軽量級
シード選手の高橋拓也は、２回戦・３回戦、練習不足のためか、いつものキレがない。しかしここは持ち前の負けん気の強さと勝負強さで、必殺技の高速バックブローによる連続逆転ＫＯ勝ち。準決勝に駒を進めた。 一方、拓也の準決勝の相手は、藤本康孝（勇健塾 香川）、こちらは遠間からの攻撃で距離をつめ、接近戦で一気にラッシュという単純なパターンだが、それを有効に使いこなし、勝ち上がってきた。そして準決勝、お互い、前へ前へと出て打ち合うスタイルで大接戦。しかし高橋は大会の中でも１・２を争う小柄な体格のため、首相撲をとられやすく、試合中何度も首を取られてしまった。高橋もサバ折りなどで応戦したが、何度も転がされ、その印象が悪く惜しくも判定負け。しかし、高橋自身、この次の大会や試合につながるいい課題ができたはずだ。 |
高橋拓也（手前）。 軽量級の中にあっても、やはり小柄である。 |
高橋を敗った藤本は、決勝戦で服部泰征（渭北道場 徳島）とぶつかり合った。服部は強烈な右ストレートを武器に決勝まで勝ち上がってきた。
軽量級決勝戦、藤本ｖｓ服部。藤本はいつも通り接近戦に勝負をかける。しかし、服部はタイミングのいい右ストレートでカウンターをとり、回転の速い左右の連打で終始優勢に立っていた。服部が判定勝ちを収め、軽量級優勝は服部が奪取した。
中量級
この階級は、黄色い道着でおなじみの武勇会の勢いが目立った。その中でも群を抜いていたのが小西智也（武勇会 愛媛）。的確なコンビネーションで決勝まで勝ち上がった。反対のブロックからは、優勝経験もある寺西忠（将道館 岡山）がテクニックで相手を寄せつけず決勝進出。
両者前半は警戒し合って見合う場面が多かった。だが、一瞬の隙をついて、寺西が強打の右ローで相手の体勢を崩し、パンチの連打で有効打を奪い、判定勝ち。寺西は優勝の常連組を不動のものにした。
重量級
重量級決勝は、岡山ジム重量級若手のホープ川上伸吾と中川雅文（渭北道場）が、ダイナミックな打ち合いを演じ、大接戦が続いた。そして、延長戦にもつれ込み、後半スタミナ切れの川上にパンチやキックを乱打し優勢に試合をはこんだ中川が判定勝ち。うれしい初優勝を飾った。
総評として、優勝するような男達は、何か一つ必殺技というか、得意技がある。今回もその定説通りとなった。
だから今後の練習課題として、皆さん、ひとつは必殺技をあみだそう。
さすれば、優勝の道もあるいは・・・・。
| 軽量級 | |||||
| 優勝 | 服部泰征 （渭北道場） |
準優勝 | 藤本康孝 （勇健塾） |
第３位 | 高橋拓也 （拳之会） |
| 石井聡 （誠剛館 兵庫） |
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| 中量級 | |||||
| 優勝 | 寺西忠 （将道館） |
準優勝 | 小西智也 （武勇会） |
第３位 | 村上英樹 （武勇会） |
| 鎌田東洋 （大和会館 奈良） |
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| 重量級 | |||||
| 優勝 | 中川雅文 （渭北道場） |
準優勝 | 川上伸吾 （岡山ジム） |
第３位 | 中西重明 （無門塾 香川） |
番外編
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今回の大会で審判をつとめた藤原国崇。しかし、試合の合間にはこの態度・・・。ちゃんと審判していたのか、疑問である。
ちなみに、クニの足下に転がっているのがＯＮ−ＬＩＮＥ ＳＨＯＰでチケットを購入するともれなくもらえる、拳之会オリジナル・スポーツボールペンである。 |