VOL.5

今回は、歌って踊れて戦える役人副会長KOが、

拳之会所属選手の試合を中心に、

第15回全日本アマチュアシュートボクシング

選手権力炎館大会の模様をお届けします。

 

平成12年10月1日。昨日までの雨も上がり、快晴である。朝7時10分過ぎに倉敷インタチェンジに集合。少し時間に遅れたが、5人が集合し、山陽道を東に大阪へ向かう。出発して10分もしないうちに出場選手の東利彰、高橋拓也、セコンドの藤原国崇らは熟睡モードに突入しやがった。本当は私も眠かったのだが会長と話をしながら快調にドライブ(話の内容はこないだの後楽園の試合について・・・藤原は寝たふりしてたのかもしれない)。途中、SAにて朝食をとり、ドライブを続行。中国道、阪神高速を乗り継ぎ、大阪市内で高速を降りる(降り口を間違える)。

 いつものパターンで少々道に迷いつつ、予定より遅れて9時40分頃東大阪市立総合体育館に到着。選手は計量に向かわせ、いつものパターンでコンビニにて氷、食べ物、飲み物を買い、10時に会場に入る。

 

↑会場の東大阪市立総合体育

 

 

   

 

                 

↑大会ポスター

 

 

10時に試合開始予定のはずが、やはり?時間にルーズなシュートボクシング、まだリング設営中。10時20分に会場準備が完了し、10時半に開会式が始まる。

 軽量級(57kg以下)24名、中量級(67kg以下)16名、重量級(67kg以上)6名がエントリー。

 う〜ん、67kgジャストの人は中量級と重量級どちらでもエントリーできるのかなあ?(中量級に出るやろけど) 普通、「〜kg未満・最重量は〜kg以上」か「〜kg以下・最重量は〜kg超」の表現じゃないのかなー。などとつまらんつっこみを入れつつルール説明。

3分1ラウンドの2ノックダウン制。本戦引き分けの場合、1分間のインターバルの後、1分間の延長戦が行われ、絶対判定となる。ただし、決勝戦では延長は2回まで行われる。パンチ、キックの他、一本背負、首投げ、払い腰、足払いの投げ技が認められ、投げがきれいに決まると「シュート」が宣せられ、シュートポイント0.5がカウントされる。ただし、シュートポイントは1.0以上にならないと判定材料にはならないので、投げだけで勝とうとすると(そんな奴おらんけど)相手を2回きれいに投げないといけない。本大会のルールでは、よっぽどの実力差がない限り、投げによって勝負は決まらないということだ。また、背後からの攻撃も可という、ちょっと危ないところもある・・・。

 拳之会からは、軽量級に2名のエントリー。

JET BOY高橋拓也(左)、久々のトーナメント出場となる東利彰(右)

 

 東は初戦、龍生塾の鳴田泰之に前蹴りからのコンビネーションを何度も決め、判定勝利。

2回戦からの出場となる高橋は、大阪ジムの日下部哉樹に真っ向打ち合いを挑み、ダウンを奪って、判定勝利。

↑赤:東利彰

↑青:高橋拓也

 

 しかし、東は2回戦で、準優勝する竹中勇治と、高橋は3回戦で、優勝する田村聡太とそれぞれぶつかり、判定負けする。東は相手より持久力にやや劣り、高橋はここでも強気に打ち合いに出たが、体格差にまたも涙をのんだ。

 久しぶりに早々とトーナメントから姿を消した拳之会。暇になったところで審判を頼まれ、数試合の審判を務める。

 

 各クラスの決勝戦に先立ち、力炎館館長力忠勝vsJSBAファルコン級3位岸田昌起のエキシビションマッチ2Rが行われた。岸田の素早い動きに力館長の渋い受け、インターバルでは力館長の「ゲェゲェ・・・カ〜〜ッ!!ペッ!!」が聞け、満足だった。2Rは力館長得意の頭突き(反則)攻撃に岸田も頭突きで対抗、力館長額を切って流血したところでゴング。男の戦いみせてもらいました。

 

軽量級決勝戦は再延長の末、大阪ジムの田村聡太が同門の竹中勇治に逆転勝ち。中量級は川上真澄(龍生塾)が井上亮(寝屋川ジム)に判定勝ち、そして、重量級は2m近い大男のフリー参戦・春田雄一がパワーで川上伸吾(岡山ジム)を圧倒し、各々優勝を決めた。

軽量級
優勝  田村聡太
(大阪ジム) 
準優勝

竹中勇治

(大阪ジム)

第3位 横田健一
(寝屋川ジム)
          宮地正剣
(横山ジム)
中量級
優勝 川上真澄
(龍生塾)
準優勝 井上亮
(寝屋川ジム)
第3位 西川義
(大阪ジム)
          中村賢基
(龍生塾)
重量級
優勝 春田雄一
(フリー)
準優勝 川上伸吾
(岡山ジム)
第3位 高田修
(力炎館)
         

西原龍賢

(大阪ジム)

 アマチュアのシュートボクシングルールでは接近戦になるとすぐにお互い投げに行こうとするため、もみ合いが続いて技の攻防がなくなり、見ていても面白くないというのが正直な感想。シュートボクシングの大会は拳之会にとって相性が良くない(あくまで大会の成績の話だが)からというのも面白くない原因の一つかもしれないのだが・・・。体重制(これはどうしようもないが)、体力、そしてこのルールに対する技術がまだ甘いということなのだろうが、そのうちいわしたるでえ。

 このところ不本意な成績が続く拳之会。厄払いにひとつ会長、ぱあ〜っと行きたいですねえ。

 

大会の後・・・

 力炎館本部にて恒例のリキチャンコに参加。おいしいチャンコをごちそうになりました。

力館長、奥様、力炎館の皆様お世話になりました。

 

おまけ

 リキチャンコのレシピ(4人前)

 材料(2〜4の分量は食べる分を適当に当てはめてください)

  1.ニンニク1玉・・・皮をむいて1カケ毎にばらす。

  2.豚バラ肉(食べるだけ)・・・厚さ2mm程度がよい、一口大に切る

  3.鳥皮・糸こんにゃく・焼き豆腐(食べるだけ)・・・一口大に切る

  4.薩摩揚げ・油揚げ(食べるだけ)・・・油ぬきして1cm幅に短冊切り

  5.キャベツ1玉・・・ざく切り、麩・・・食べるだけ

 調味料・薬味

  ごま油・コショウ・濃い口しょうゆ・味の素・味ぽん・いりゴマ・刻みネギ・粗挽き唐辛子(韓国産がお勧め)

  

 作り方

  鍋に水を600cc程はり、1のニンニクを入れ、火にかける。沸騰したら2.3.4.の材料と味の素小さじ1.5杯を鍋に入れ、一煮立ちさせる。続いて5のキャベツと麩を入れて ごま油を大さじ4〜5杯程度(適当にドバッと入れれば良い)、コショウ小さじ1杯程度(適宜)、濃い口しょうゆ大さじ3〜4杯程度で味を調え、いりゴマを適量入れ、煮込む。 キャベツがやわらかくなったら食べ頃。ひととおり食べたら、最後はうどんを入れて煮込みうどんにすればGOOD!(中華麺もいけます!)また、しょうゆの代わりに塩で味付けするのもいけますよ!

 味ぽんと、薬味は刻みネギに唐辛子で、さあ、召し上がれ。

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